瞑想がうまくできない時の対処法
このページでは、ボディスキャン瞑想やペインスキャン瞑想がうまくいかない場合の対処法について解説します。
瞑想がうまくいかないケース
瞑想がうまくいかないケースとしては、次のようなケースが考えられます。
- 座っているだけですぐに疲れる
- 雑念が止まらない
- 呼吸や身体から意識が離れてしまう
- 苦痛を観察できない
各ケースへの対処法
以下、各ケースへの対処法について解説します。
1. 座っているだけですぐに疲れる
座っているだけですぐに疲れるのは、体幹の筋肉が足りていないからです。
ヨガで体幹の筋肉を鍛えると、長時間座っていても疲れなくなります。
ヨガについては、「自宅で始める『おうちヨガ』入門」をご覧ください。
2. 雑念が止まらない
瞑想中に雑念が頭に浮かんできても、それをコントロールしようとしてはいけません。
雑念はそのままに、ボディスキャン瞑想では身体感覚の観察、ペインスキャン瞑想では苦痛の観察に意識を集中してください。
頭に浮かんでくるものを排除しようとすることは、かえって瞑想の妨げになりますので、注意してください。
3. 呼吸や身体から意識が離れてしまう
瞑想中に呼吸や身体から意識が離れてしまう方は、ヨガの基本的なポーズから始めてみましょう。
ヨガには、ポーズや呼吸法を通じて呼吸や身体への集中力を高める効果があります。
ヨガについては、「自宅で始める『おうちヨガ』入門」をご覧ください。
4. 苦痛を観察できない
ペインスキャン瞑想で苦痛を観察できないケースのほとんどは、強い苦痛と直面したときに「我を忘れてしまう」からです。
呼吸のコントロールや身体感覚の観察がしっかりできていれば、強い苦痛と直面したときでも意識を保つことができます。
ボディスキャン瞑想に立ち返り、呼吸や身体への集中力を高めましょう。
それでも行き詰ったときは、あわせてヨガを行うこともおすすめです。
ヨガについては、「自宅で始める『おうちヨガ』入門」をご覧ください。
ヨガと瞑想の関係
瞑想がうまくいかない多くのケースでヨガが効果的であることを解説しましたが、これは不思議なことではありません。
ヨガは、エクササイズの一種と考えられることもありますが、本来は、瞑想を効果的に行うために生まれた修行法だからです。
余裕のある方や瞑想に行き詰った方は、ぜひヨガにも挑戦してみてください。