なぜ瞑想で精神が安定するのか?
本サイトで紹介している瞑想法で精神が安定するメカニズムについて解説します。
瞑想によって高まる2つの能力
「正しい瞑想のやり方」で解説したとおり、瞑想中は、次の2つのことを行います。
- 呼吸を整える
- 苦痛を観察する
これは、瞑想によって、次の2つの能力を鍛えるということです。
- 呼吸をコントロールする能力
- 苦痛を正確に認識する能力
この2つの能力が高まると、精神は安定しやすくなります。
なぜ精神が安定するのかを理解するには、逆に「これらの能力が足りないとどうなるのか?」を考えると、わかりやすいです。
呼吸をコントロールする能力が足りないと?
人間は、強いストレスにさらされると、本能的に、呼吸量が低下しやすくなります。
悩みを抱えているときに、ため息が出るのは、その典型例です。
しかし、この性質が強く働くと、次のような悪循環に陥ります。
- 強いストレスにより呼吸量が低下する。
- 脳に必要な酸素が不足し、思考力や判断力が低下する。
- ストレスの原因になっている問題に対して、合理的に対処できなくなる。
- 問題は解決されないまま、さらに深刻化する。
苦痛を正確に認識する能力が足りないと?
人間は、本能的に、苦痛が伴う情報を意識から遠ざけようとします。
誰でも嫌なことは早く忘れようと思いますよね?
しかし、この性質が強く働くと、次のような悪循環に陥ります。
- 苦痛を感じた時、それを意識から遠ざけようとする。
- 苦痛の原因となっている問題を正確に把握できなくなる。
- 問題に対して合理的に対処できなくなる。
- 問題は解決されないまま、さらに深刻化する。
まとめ
このような悪循環は、程度の差こそあれ、誰にでも日常的に起こっています。
瞑想によって、ストレスを感じても呼吸を乱すことなく、ストレスの原因を正確に把握し対処できるようになれば、これらの悪循環を回避できるようになり、精神が安定していきます。