瞑想を極めるとどうなるのか?

このページでは、ペインスキャン瞑想によって体験できる『超覚醒状態』について解説します。

ペインスキャン瞑想とは?

ペインスキャン瞑想は、「自分が今どのような苦痛を感じているのか」を観察することで、心の本質を理解し、精神を安定させる瞑想法です。
詳しくは、「ペインスキャン瞑想のやり方」のページをご覧ください。

超覚醒状態とは?

ペインスキャン瞑想を続けていると、ある瞬間を境に精神状態が大きく変化し、あらゆる苦痛が自分から切り離され、それを遠くから眺めているような感覚になります。
そして、現に苦痛を感じているのに、精神は完全に安定しているという、一見矛盾するような精神状態になります。
不安、恐怖、怒り、悩み、孤独感、自己嫌悪など、あらゆる負の感情から自由になれるのです。
これは、宗教的な超常現象ではなく、認知能力の向上によって引き起こされる心理現象の一種です。
本サイトでは、これを超覚醒状態と呼びます。

超覚醒状態の特徴

超覚醒状態には、以下のような特徴があります。

  • 思考や感情を含むあらゆる現象が、車窓を流れる景色のように絶え間なく通り過ぎていき、それを無心で眺めているような精神状態になります。
  • 通り過ぎていくあらゆる現象が、自分から切り離され、それを遠くから眺めているような精神状態になります。
  • 苦痛や快楽すらも遠くの景色を眺めるように偏りなく観察できるようになるため、精神が完全に安定します。

超覚醒状態ではない現象

瞑想中に以下のような現象が起こることがあります。

  • 快感、幸福感、高揚感
  • 白い光などの幻覚

これらは、瞑想中に自然に現れる一時的な体験であり、特に害はありませんが、超覚醒状態とは異なります。

超覚醒状態に到達した後は

超覚醒状態に一度到達すると、それ以降は、いつでも好きなときに超覚醒状態に入れるようになります。
したがって、超覚醒状態に到達した後は、瞑想のために毎日特別な時間を設ける必要はなく、気が向いたときにやるくらいで十分です。
また、わざわざ座って瞑想する必要もなく、寝ながらでも歩きながらでも瞑想できるようになります。

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