瞑想を極めるとどうなるのか?
このページでは、ペインスキャン瞑想によって体験できる『覚醒』について解説します。
瞑想とは?
瞑想の意味、効果、方法については、以下のページをご覧ください。
覚醒とは?
ペインスキャン瞑想をしばらく続けていると、突然、精神が劇的に変化する瞬間が訪れます。
これは、神秘的な超常現象ではなく、認知能力の向上によって引き起こされる心理現象の一種です。
はっきりと自覚できるほど、認知能力が短時間で飛躍的に向上し、眠りから目覚めたような感覚になるので、覚醒または超覚醒といいます。
覚醒の効果
覚醒すると、認知能力が飛躍的に向上するほか、精神が完全に安定し、あらゆる苦痛から自由になります。
ただし、苦痛がなくなるわけではなく、苦痛を鮮明に感じつつも、精神が完全に安定しているという特殊な状態になります。
また、一度覚醒してしまえば、それを再現することは容易なため、瞑想中に限らず、日常生活でも精神の安定を維持しやすくなります。
覚醒するとどうなる?
覚醒すると、以下のような精神状態になります。
- 自分の意識がすごいスピードで絶えず変化していることを認識できるようになります。車窓を流れる景色を無心で眺めているような感覚に近いです。
- 自分の一部だったはずの苦痛、快楽、感情などの現象が自分から切り離され、それらを遠くの景色を眺めるように観察できるようになります。したがって、現に苦痛や快楽を感じている状況であっても、精神が完全に安定します。
魔境とは?
瞑想中に以下のような現象が起こることがあります。
- 快感、幸福感、高揚感
- 白い光などの幻覚
これらは、瞑想中に自然に現れる一時的な体験であり、特に害はありませんが、覚醒ではありません。
覚醒と混同されやすいため、魔境と呼ばれることもあります。
覚醒までにかかる時間
個人差があるので、一概にはいえませんが、早い人であれば、せいぜい数日程度です。
決して何年もかかるというものではありません。
覚醒するまでは、ペインスキャン瞑想を1日20分以上は続けることをおすすめします。
覚醒後は、自分のペースで好きなときに瞑想すれば十分です。