『彼岸』の本来の意味

このページでは、『彼岸』という言葉の本来の意味について、心理学・精神医学の視点から解説します。

『彼岸』とは?

彼岸とは、本来、死後の世界ではなく、生きている人間が瞑想によって到達できる特殊な精神状態のことをいいます。

彼岸に渡るとどうなる?

本サイトで紹介している瞑想法を続けていると、早ければ数十分程度で、以下のような現象が起こります。

  • 瞑想中に精神状態が大きく変化する瞬間が訪れます。
  • あらゆるものが車窓を流れる景色のように通り過ぎていき(諸行無常)、自分はそれを無心で観察し続ける(諸法無我)という精神状態になります。
  • まるで遠くの景色を眺めるように、自分の心の変化すらも偏りなく観察できるようになります。
  • 自分が「無心」の観察者となることで、あらゆる負の感情から自由になり、精神が完全に安定します(涅槃寂静)。
  • 瞑想の効果を最大限得られるようになります。

彼岸に渡るとは、このような精神状態に到達することをいいます。
しかし、彼岸に渡るとどうなるかは、言葉で理解するよりも、瞑想によって自ら体験してみるのが一番です。

彼岸に渡る方法とは?

正しい瞑想のやり方」のページで、彼岸に渡れる瞑想法を解説しています。
この瞑想法を続けていると、早ければ数十分程度で、精神状態が大きく改善する瞬間が訪れます。
それは、瞑想しなければ体験できない大きな心の変化なので、自ずと彼岸に渡ったことが分かるはずです。

なぜ『彼岸』なのか?

彼岸とは、瞑想の性質を川の両岸を意味する「此岸(川のこちら側)」と「彼岸(川の向こう側)」に例えた表現です。
大きな川を渡るのは大変ですが、一度渡ってしまえば、その後は楽になり、わざわざ引き返そうとは思わなくなります。
同様に、瞑想も最初は辛いですが、その辛い時期を一度乗り越えてしまえば、その後は楽になり、元の辛い状態に戻ることはありません。

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