『諸法無我』の本来の意味

このページでは、『諸法無我』という言葉の本来の意味について、心理学・精神医学の視点から解説します。

『諸法無我』とは?

諸法無我とは、悟りを開いたときの精神状態がどのようなものかを説明した言葉です。

『悟りを開く』とは?

悟りを開くとは、瞑想によって特殊な精神状態に到達することをいいます。
つまり、「自分が今どのような苦痛を感じているのか」を観察する瞑想法によって、精神が完全に安定した理想的な状態に到達することです。
これは、宗教的な超常現象ではなく、認知能力の向上によって引き起こされる心理現象の一種です。
悟りを開くという言葉は、サンスクリット語の「bodhi(目覚める)」に由来しますが、眠りから目覚めたときのように、瞑想によって認知能力が飛躍的に向上することを意味しています。

悟りを開くとどうなる?

悟りを開くと、以下のように精神が完全に安定した特殊な状態になります。

  • 思考や感情を含むあらゆる現象が、車窓を流れる景色のように絶え間なく通り過ぎていき、それを無心で眺めているような精神状態になります(諸行無常)。
  • 通り過ぎていくあらゆる現象が、自分から切り離され、それを遠くから眺めているような精神状態になります(諸法無我)。
  • 苦痛や快楽すらも遠くの景色を眺めるように偏りなく観察できるようになるため、精神が完全に安定します(涅槃寂静)。

しかし、悟りを開くとどうなるかは、言葉で理解するよりも、瞑想によって自ら体験してみるのが一番です。

悟りを開く方法とは?

本サイトでは、「自分が今どのような苦痛を感じているのか」を観察する瞑想法をペインスキャン瞑想として紹介しています。
ペインスキャン瞑想を続けていると、早ければ数十分程度で、精神状態が大きく改善する瞬間が訪れます。
それは、瞑想しなければ体験できない大きな心の変化なので、自ずと悟りを開いたことが分かるはずです。
詳しくは、「ペインスキャン瞑想のやり方」のページをご覧ください。

ペインスキャン瞑想の特徴

ペインスキャン瞑想には、以下のような特徴があります。

  • 初心者でも自宅で独学できること
  • シンプルで無駄がなく、効率的に習得できること
  • 瞑想で精神が安定するしくみまで理解できること

詳しくは、「ペインスキャン瞑想のやり方」のページをご覧ください。

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