『中道』の本来の意味

このページでは、『中道』という言葉の本来の意味について、心理学・精神医学の視点から解説します。

『中道』とは?

中道とは、「快楽を追い求める生き方でも苦痛を追い求める生き方でも幸福になれないが、その中間の生き方によって幸福になれる」という教えです。
仏教の経典には、以下のように書かれています。

そのとき、世尊は五人の比丘の群れに告げられた。「比丘たちよ、出家した者はこの二つの極端に近づいてはならない。二つとは何か。

第一にさまざまな対象に向かって愛欲快楽を求めるということ、これは低劣で、卑しく、世俗の者のしわざであり、とうとい道を求める者のすることではない。また、第二には自ら肉体的な疲労消耗を追い求めるということ、これは苦しく、とうとい道を求める者のすることではなく、真の目的にかなわない。

比丘たちよ、如来はそれら両極端を避けた中道をはっきりと悟った。これは、人の眼を開き、理解を生じさせ、心の静けさ、すぐれた知恵・正しいさとり・涅槃のために役だつものである。

- パーリ仏典 相応部 諦相応 転法輪品

中道を実現する方法とは?

中道を実現するには、八正道という方法を実践します。
仏教の経典には、以下のように書かれています。

比丘たちよ、では如来がはっきりとさとったところの、人の眼を開き、理解を生じさせ、心の静けさ・すぐれた知恵・正しいさとり・涅槃のために役立つ中道とは何か。それは八つの項目から成る道(八正道)である。」

- パーリ仏典 相応部 諦相応 転法輪品

八正道については、「『八正道』の本来の意味」のページをご覧ください。

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