『悟りを開く』の本来の意味

このページでは、『悟りを開く』という言葉の本来の意味について、心理学・精神医学の視点から解説します。

『悟りを開く』とは?

悟りを開くという言葉の由来は、サンスクリット語の「bodhi(目覚める)」であり、本来、「神のような存在になる」といった宗教的な意味は含まれていません。
悟りを開くとは、瞑想によって特殊な精神状態に到達することをいいます。

悟りを開くとどうなる?

本サイトで紹介している瞑想法を続けていると、早ければ数十分程度で、以下のような現象が起こります。

  • 瞑想中に精神状態が大きく変化する瞬間が訪れます。
  • あらゆるものが車窓を流れる景色のように通り過ぎていき(諸行無常)、自分はそれを無心で観察し続ける(諸法無我)という精神状態になります。
  • まるで遠くの景色を眺めるように、自分の心の変化すらも偏りなく観察できるようになります。
  • 自分が「無心」の観察者となることで、あらゆる負の感情から自由になり、精神が完全に安定します(涅槃寂静)。
  • 瞑想の効果を最大限得られるようになります。

悟りを開くとは、このような精神状態に到達することをいいます。
しかし、悟りを開くとどうなるかは、言葉で理解するよりも、瞑想によって自ら体験してみるのが一番です。

悟りを開く方法とは?

正しい瞑想のやり方」のページで、悟りが開ける瞑想法を解説しています。
この瞑想法を続けていると、早ければ数十分程度で、精神状態が大きく改善する瞬間が訪れます。
それは、瞑想しなければ体験できない大きな心の変化なので、自ずと悟りを開いたことが分かるはずです。

関連する仏教用語

  • 「成仏」や「解脱」は、「悟りを開く」と同じ意味です。
  • 仏陀」は、悟りを開いた人間のことです。
  • 涅槃寂静」や「彼岸」は、悟りを開いたときの精神状態のことです。
  • 諸行無常・諸法無我」は、悟りを開いたときの精神状態がどのようなものかを説明した言葉です。

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